・屋根からの落雪で、お隣さんの敷地・建物にご迷惑をかけてしまった
・玄関ドアの開閉で、外から冷気が入ってきて家の中が寒い
・玄関前の雪寄せが億劫になってきた
・朝出かけるときに車の雪を寄せるのが面倒、時間がもったいない
このたびは数あるホームページの中から当社HPにお越しいただきまして、
誠にありがとうございます。
雪国の秋田市では、毎年大雪や、寒さに対するお悩みが多く聞かれます。
数年に一度起こる豪雪では、雪が屋根などから落ちることによる被害などが多く発生します。
また、直接的な被害が出なくとも、屋根の上の雪の量を見てハラハラされる方も多いかと思います。
アイ・リフォームは地元雪国秋田ならではの大雪や寒さに対するリフォームに力を入れています。
冬場も安心・快適にお過ごしいただけるようご参考になさってください。
アイリフォームから雪のトラブル対策のご提案
各種メーカー製品の取り扱い。
地元密着で、みなさまの住まいを雪のトラブルから守ります。
- 無落雪屋根に改造
- 現在の屋根を取り払い新規にすり鉢型の平らな屋根を作る大工事です。
- 屋根の融雪システム
- 屋根全体、または一部に、電気や温水をつかって、積もった雪を溶かします。
- 敷地の融雪システム
- 高齢の方、お忙しい方には、ロードヒーティングがお勧めです。
維持費を含めたアドバイスをいたします。
- 駐車場に屋根を設置
- 車の乗り降りに便利なカーポートは、積雪が1メートルくらい積もっても耐えられる強度のあるタイプがオススメです。
4本の柱で支えるカーポートですが、製品の耐積雪は20cm
ご主人はこまめにカーポートの屋根に積もった雪を下ろしていたのですが、思わぬところから悲劇がおこりました。屋根からの落雪です。
寒気が強かったため徐々に屋根の雪は凍ってその氷の塊が原因となりました。屋根材は壊れませんでしたが、力の集中する「柱と屋根を結ぶ部材」が破損し、カーポートは壊れてしまいました。火災保険に入っていたため、保険を使用してカーポートを修理しました。
すでに設置している場合や、やむを得ず設置しなければならない場合は、屋根にスノーストップをつける、雪止めを増やすなどの対処が必要です。
この場合、屋根の雪がたまった場合は雪降ろしが必要となります。
カーポートの製品によっては、耐積雪量が20cm、50cm、100cmなどと分かれていて、柱などにステッカーが貼ってあり表示されています。
この量は、新雪の重さを基準にしているので湿った雪などでは、この深さにまで達しなくとも雪下ろしの必要が出てきます。
雪を寄せるスペースも無くて、そのままにしがちですが、カーポートが壊れると、車を置く場所もなくなってしまいます。
片側2本の柱で支えるカーポートですが、製品の耐積雪は20cm。隣家の屋根からの落雪により、被害を受けました。屋根材の一部が割れたのと、枠に使われているアルミ部材が折れてしまいました。
すでに生産中止となっている製品だったため、修理はできず、同等の製品に入れる費用を火災保険を使用し、差額をお客様が負担し、100cmまでの耐積雪タイプのカーポートに入れ替えました。例年通りであれば、雪下ろしの必要はないでしょう。
火災保険の適用は、自宅の復旧にしか使えません。落雪元の隣家の保険は使えませんので自宅で加入している保険を使うことになります。
また、保険を使用して復旧する場合は、これまでの製品と違った製品を取り付けることができない場合もありますので、保険会社から了承を得る必要があります。
火災保険を使って雪害の復旧工事が補償される場合があります。
雪害だけでなく、風害や雹害などについて、現在販売されている火災保険の多くに雪、風、雹それぞれの補償には、「損害額が20万円以上となった場合」という「しばり」があります。
つまり、損害額は20万円未満であれば火災保険の支払い対象とならず。20万円以上になった場合に被害額の全額を支払うという補償になっています。補償内容は各保険会社に聞いてみてください。
2階の屋根の雪がせり出してきて、落下するとしたの灯油タンクが隣家の物置に当たり破損する恐れがありました。
雪下ろしを頼まれたのですが、屋根の雪はすでに厚い氷の塊となっており、屋根の上からでは別な場所に落とすという訳にもいかず、灯油タンクや物置にコンパネ(合板)などで養生をして落ちてくるのを待つより、方法が無いということになりました。
しかし、養生には雪下ろし以上の費用がかるのと、二次被害(外壁や窓を壊す)を防ぐ確実な方法も見つからないまま時間が過ぎたのですが、暖かくなってきて氷の塊が小さくなってから落下したため、被害は出ずに無事でした。
この場合、屋根の雪がたまった場合は雪下ろしが必要となります。
スノーストップという製品は、ステンレス製の網が三角形になっていてこの部分に雪が抑えられるため、落雪を防ぐことができ、雨どいを傷めることもありません。
しかし今回のような豪雪になった場合は、雪が解けずにどんどんたまってしまい、サッシや部屋の建具の開閉が渋くなったり、最悪は屋根がつぶれてしまったりする可能性もあります。
スノーストップは必要最小限の場所に取り付け。大量の雪が積もった場合は、雪下ろしをしましょう。
1階の屋根がせり出してきて、通路や道路に落下すると危険です。
人が住んでいる部屋は、暖房の熱が屋根から逃げていくので、屋根の表面から雪が解けていき、屋根の雪は軒先の方へ滑っていきます。
命綱をつけるなどして、部屋から雪を下ろすと良いでしょう。
ただし、雪下ろしをする際は道路の状況が分からないので一人ではせず、誰かに下から様子を見てもらい、声を掛け合いながら下ろすと安心です。
屋根の下から物干し竿や、柄の長いスコップ、雪下ろし用の棒などで雪下ろしをする際は、ちょっとしたきっかけで大量の雪が滑って落ちてきたりして危険が伴う上、巻き込んで外壁やサッシを破損するということも考えられるので、気をつけましょう。
2階の屋根の雪が一部雪止めごと落下し、玄関上の屋根に当たってしまいました。
被害1:屋根を支える垂木が折れ、拡大写真から分かるように、軒天と破風が破損してしまいました。
そしてさらに跳ね返って落下しました。
被害2:フェンスや隣家の外壁を傷つけました。
ご主人はものすごい音がしたとお話されましたが、早朝で玄関前にも人がいなかったのは不幸中の幸いでした。
保険を使い復旧する予定です。
これまでに屋根の雪下ろしをすることはなかったと思いますが、今後はある程度積もった場合は、雪下ろしを考えなければなりません。
雪止めを付けた場合、屋根の上に積雪がたまり、そのままでは止められて落下しないため、屋根に重さがかかり最悪の場合は、屋根がつぶれかねません。
下に通路がある場合や落雪による被害が考えられる場合以外は、雪止めをはずしたほうが良い場合もあります。
玄関の屋根にその上の屋根で凍った雪の塊が落ちてきて、屋根を支えている梁の上にある垂木が折れてしまい、屋根全体が下がって軒先材も落ちてしまいました。
このような大雪を想定していなかったため、玄関前に雨や雪が落ちないように作っていた屋根でした。
大雪になった場合は雪下ろしをしないと雪の重さに耐えられません。
玄関の屋根全体を解体し、垂木を太くして上部な物に替え、屋根を作り替えました。
向かって右側に雨どいをつけ、雪や雨をこちらから落ちるようにしてあります。
今回は老朽化もあり、部分的な復旧工事はできなかったため、全体を作り替えましたが、その際にもともとの美観と玄関前に雨や雪が落ちないようにすることを両立させる難しい工事でした。
勾配のゆるい屋根であれば雪下ろしをすることができると思いますが、使う道具には気を付けましょう。先のとがったスコップやスノーダンプを使った場合、屋根全体を傷つけてしまい、雨漏りの原因となる場合があります。
また雪下ろしの際に屋根の表面がみえるようになるまですべての雪を下ろすと屋根全体は滑りやすく、落ちてしまう危険もありますし、傷をつけないためにも10cm程度の厚さを残すと良いようです。
サンルームの屋根が落雪で割れて曲がってしまいました。
応急処置中です。透明のアクリル板で補修しました。
屋根からの落雪を防ぐには、雪下ろしや融雪設備が必要です。
サンルームも耐積雪は20cmとなっているところが多いので、早めの雪下ろしが必要ですね。
鋭利な道具で雪下ろしをすると傷付けてしまい、破損の原因となることがあるので注意しましょう。
被害1:屋根からの落雪で風除室の屋根が壊れてしまいました。 アルミのフレームも曲がってしまい、屋根材も折れています。
被害2:屋根の軒先にたまった雪の重みで垂木が折れてしまい、軒先が下がってしまいました。
通路や玄関前になっているのでスノーストップで落雪を防ぐ方法も有効ですね。また、被害が出てしまった場合は、火災保険を使って直すこともできます。保険会社にご確認下さい。
軒先の垂木が折れてしまった場合、屋根の一部をはがして新たな垂木材を差し込んで固定し、直す方法があります。
屋根全体をはがして、下地材から作り直した場合より費用がかからず、産業廃棄物も少なくなります。
屋根の軒先にたまった雪の重みで垂木が折れてしまい、軒先が曲がって、下がってしまいました。
総2階の屋根の高さは7メートルにもなります。落下する危険もありますので、雪下ろしはプロに頼んだほうが安心ですね。
雪下ろしや除雪で5万円以上の費用が発生した場合、所得税の控除の対象になります。
領収書は必ず取っておき、税務署などにご相談下さい。
テラスで犬を飼っているこのお宅では、散歩の行き帰りなどに軒下を通ります。屋根からはツララが出できてしまい、危険です。
奥様は、屋根からの落雪で怪我をされた経験もあり、困っていました。
設備に費用をかけないように降雪センサーなどは付けず、家のなかのコントローラーのスイッチを「入・切」するだけと操作もとても簡単です。
融雪ヒーターは屋根や道路などに用いますが、熱源(電気・ガス・灯油)などの種類や設置方法により様々な商品があり、設置費用も面積によって大きく変わります。
付けたのはいいけれど、光熱費がたくさんかかるからと使わなくなってしまうのはもったいないので、取付費用だけでなく、その後の費用も考えてから取り掛かりましょう。
屋根に電熱線・温度センサーを
取り付けています。
設置完了 黄色い枠内の、黒い部分
の下にヒーターがあります。
雨どいの中にも凍らないように
ヒーターをいれます。
ヒーターのある部分は雪がきれいに解けています。
屋根から雪とツララが落ちてきて危険です。
取り付けた場所は、ツララもできず、雨どいにも雪がかかっていません。
雪が落ちないようになっているため、屋根にその重さがかかってしまい、軒先が下がったり、垂木が折れるなどの被害が出る可能性があります。
ここまでの大雪は予想外だったので、スノーストップを取り付けた家では、自然に雪が落ちることがないため、雪下ろしが必要になります。
最悪の場合、スノーストップや雪止めごと落下する恐れがあります。
木工のテラスですが、上に積もった雪の重みで○の部分の垂木(木材)が割れてしまいました。
そのままにしておけば、柱などにも影響が出て全体がつぶれかねません。
矢印の部分は、テラスの上の雪がその重さですべりで手きています。
そのため、雨どいが押されて曲がってしまっています。
すぐに屋根の雪を下ろし、応急措置として単管のパイプを組んで補強しました。
そのままでも構いませんが、木材を入れ替え、塗装することで補修できます。
また、左の写真では雨どいが元に戻っているように見えますが、実際は外側に曲がってしまっているので、雨が降った時にあふれてしまう可能性があります。
雨どいの金具を上に曲げて直せると思いますが、金具が痛んでいる場合は金具を交換をする必要が出てきます。
また、柱や梁、垂木などの補強をすると安心です。
冬季は雨どいを外しておくということもできます。
テラスや風除室は、アルミ製のものも多くありますが、耐積雪の基準(新雪20cmなど)が決まっているので、その前に雪下ろしをする必要があります。
屋根材がアクリルやポリカーボネイトの場合は表面がつるつる滑るので、上には上がらず、窓やはしごなどから直接落とすようにしましょう。
第68号
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