火を使わない蓄熱暖房機設置工事
FF式灯油ストーブで温水を作り、家の中の暖房パネルにも温水をまわして暖房していますが、機器の調子が悪くなってきたことから、火を使わない暖房機器の導入を考えているということで、蓄熱式暖房機設置のご依頼をいただきました。
ワンちゃんが昼間お留守番をしているということで、火を使わない暖房機ということを考えられていました。
エリア | 秋田市 |
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お客様名 | O様 |
工事内容 | 蓄熱暖房機の設置。 蓄熱暖房機設置のための、①床下の補強、②電気使用量増加のため外部の電気配線の太い配線での再引込、専用分電盤の設置。 玄関・勝手口のLEDセンサーライトへの交換 玄関前への落雪を軽減するスノーネットの設置、雨どいの設置。 |
リフォーム期間 | 約2週間 |
費用 | 120万円 |
LDKには7kWタイプの蓄熱式暖房機を設置しました。
蓄熱暖房機は前日の夜間にに蓄熱量を設定するため、急に寒くなったり、暑くなったりした場合の調整が難しいので、慣れるまでは電気代が多くかかってしまう場合があります。
火を使わない暖房というのは、ワンちゃんだけでなく、小さなお子様や、お年寄りがお住まいでも安心して使えますし、最近では北国秋田でもきちんと暖まる機器もできています。
施工前
新築の際にFF式石油ストーブを設置し、ここで作った温水を廊下や2階の各部屋に回して家中の暖房をしていました。
屋根が谷のようになっているので、2階屋根から落ちた雪が集まって玄関前に落ちてきてしまいます。
下の出窓の屋根に雨どいがないので、下の花壇が水浸しになってしまいます。
スノーネットと雨どいの設置が完了。
大雪で1m以上の積雪の場合は雪下ろしの必要がありますが、秋田市の場合滅多にそこまでは積もりません。
雨どいのおかげで花壇を使うことができるようになりました。
センサー式のLEDライトにしました。
暗くなってから人が近づくと自動的に明るくなるので、帰宅時にも、防犯の面でも安心です。
第68号
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現在使用している温水パネル暖房機が使えなくなってしまうため、蓄熱暖房機だけでなく、ヒートポンプ式温水暖房システムのご提案もさせていただきました。
床暖房と温水パネルの併用もできますが、イニシャルコスト(初期の機器代・工事費)が高くなってしまうため、1・2階の4箇所に蓄熱式暖房機を設置しました。
蓄熱式暖房機はお得な深夜電力で耐火レンガに熱を蓄え、昼間少しづつ放出する暖房機となり、レンガを含めた重量が何百キロにもなります。設置箇所には床下から補強材を入れて、床が沈まないように対策をした上での設置となりました。
担当:進藤 光洋